同じ職場で長年過ごすと、誰しも愛着が湧いてくる反面、人間として仕方がない事ですが、毎日が同じ雰囲気や業務の繰り返しで、マンネリ化して段々仕事の簡素化という形で手を抜いてしまう事もあるものです。
この様な状態は、やる気がないという訳ではないのですが、業績面においては横ばいか下降気味になる恐れがあります。
また先に業績が伸び悩み、職場の雰囲気がマンネリ化するということも考えられますが、どちらにしろそのままでは業績が下降する前兆ですので、何か対策を打つことは考えねばなりません。
この記事では、こういうマンネリ化していく職場の改善には『職場愛を持つこと』と皆が無駄だと思っている仕事を捨てる『職場の断捨離』という2つの手法をご提案します。
職場愛をもつという事を店長が体で表現する
職場愛は形に見えないですが誰しも持っているものです。
例えば
職場の機器を大切につかう事
掃除や整理整頓をする事
花や飾りつけをする事 など多くの状況をつくっています。
しかしこれらは意識にない間に、職場の仕事としてとらえられている事があり、さらにはその担当が決められている状況になっている事が多いのです。
この状況を利用して店長は部下の士気を上げることが出来るのです。
職場愛の確認方法
手順①店内の業務をリストアップ
・毎日する業務と担当を確認します。
手順②業務の担当や縄張りやこだわりがあるか確認
・縄張りみたいなものや拘りがあっても決して変えない口出ししない
・もし誰もしていない業務があれば店長がするリストにいれる
手順③担当業務で困っていることを伺っておく
・困った事を店長裁量をつかって一緒に解決する
この手順で職場の業務に参加することで士気があがります。
職場愛の種明かし
この取り組みは従業員との業務を通してのコミュニケーションであり、従業員を尊重しねぎらい、感謝するという店長の行動なのです。
業務を人任せにすると効率的ともいえるのですが、その担当のマンネリ化がおこり士気はさがるので、他者の干渉が必要なんですが、店長の干渉が一番効果的なのです。
また業務において不便さがあれば改善の相談も店長なら出来ますのでここでは店長は自分の裁量で働きやすい環境を提供してあげてください。
さらに誰もやっていない業務や嫌がってしない業務は店長が率先して行う事で、職場で協力する気持ちが芽生え、周囲に刺激となり士気も上がります。
私は職場の床磨きを毎日少しずつやってみました。
すると職場の雰囲気が明るくなりましたよ。
職場を愛する行動は、個々に任せると保守的な面がどうしても出てきますが、周りの従業員や店長の理解や協力の上での行動は新アイデアがなどが生まれたり、コミュニケーションが出来たりして、職場の士気が上がる事に繋がります。
無駄とおもっている仕事を断捨離する
先の職場愛による行動が新しい取り組みとしたら、仕事が増えてハードワークになると逆効果なので、何かを捨てる勇気が必要です。
今ある業務で余計なものでも、捨てる勇気または捨てる判断は従業員の一存ではできません。
このことを分かっていない店長は従業員の苦労を分かってないことになります。
しかしどの業務を捨てるべきかを考えるとき店長は自分の判断だけで実行すると、反感を買うこともあり危険ですので従業員の意見を貰う事から始めてください。
職場の断捨離方法
手順をまとめます
①皆が定期的に行っている業務のリストをつくる
②その業務が必要かどうか皆の意見を貰う
③それを捨てる
ポイントは②の皆の意見を貰うという点です。
この流れにより全従業員のコミュニケーション力が自然とあがり、店長の思い切った改革で仕事の効率が良くなると、新しいアイデアも出たり職場の士気も上がります。
断捨離とはものがいっぱいあると、心の中がざわついて余計なストレスとなるので、思い切って捨てることでスッキリさせ、快適な生活を手に入れるというものです。
仕事も同じく古い執着から業務をすてて身軽になるともっと快適な職場となり、またいいアイデアが生まれること間違いなしです。もし必要なら戻すのもありですけどね。