接客業の管理者が部下に教えるべきサービスの価値と業績安定の秘訣

町の風景

接客業はサービス業だと思っている方は多いと思います。

接客を受ける状況は毎日の生活でも数多く存在しますよね。小さな事ですが、コンビニで店員さんが笑顔で挨拶してる事、駅員さんが近隣の道案内をしてくれる事もそのうちです。

世の中には色々なサービスがありますが、それが無料だということを当たり前と思っている人も居て、奉仕する事があたかもお客様に媚を売る形になっている人も居ます。

反面、奉仕する側の人もそのサービスを当然無料だと思っている事がとても良くなく残念な事だと思います。

この記事ではその当たり前を受ける側ではなく、サービスを届ける側の立場の方が無料の価値という事を理解すれば職場でも皆の仕事のやりがいに繋がると思い立ちその発想をお届けします。

管理者は従業員に自分の価値を高く持って良い事を教えるべき

ショップモール

接客業をしていると、お客様あっての仕事という観点から、お客様の言う事は聞かなきゃダメという形になり、自分が出来るサービスは無料でよいという考えになりがちになります。

その無料のサービスはお金を頂くことはしないが、とても価値のある事だと思います。

まずは具体例として私の店での事を上げてみます。

私の店はメガネ店なので、メガネの掛け具合を調整に来店されます。
当然社員は丁寧な対応をしてお客様は満足されるわけですが、その時よく「お代金は?」と言われるのです。もちろんお代金は頂かない方針ですが、社員はいつも「無料です!」と答えているのです。

対応自体に間違いはないのですが、社員のプロ意識の持ち方に不安をいだきました。
社員自体は自分の仕事の価値を大切にしているのかという点です。

管理者はこの点に関して次の3つを押さえて頂きたいです。

管理者は従業員の仕事の価値において押さえるべきポイント

手の上に情報がある絵

①従業員の応対や技術はサービスではあるが価値が高いものであると従業員自身に教える
②お客様は良いサービスを無料で受けることが出来ている事実
③サービスはスキルアップという経費をかけて作り上げた価値があるものだが無料ではない事

この3点を踏まえて、お客様への奉仕者ではなくプロの接客者として自分の価値を意識して欲しいのです。

自分にとって普通な応対やサービス技術は他人にとっては価値のあるサービスです。
サービスだから無料ではあるのですが、技術更新など向上心をもって磨き上げる意識と職場環境つくりを管理者は押さえておく必要があります。

従業員のサービスは経済社会を支えていると教えるべき

天使の絵

仕事をするとき自分の仕事が社会に役立っているかを考える機会を従業員に与えると仕事が楽しくなります。

接客業によるサービスはまだ自社のお客様以外にも提供する事も出来ます。

どういうことか私の店の例でご説明します。
最近はメガネの安売店が出来てメガネが5000円で出来ますが、当店はメガネをつくるのに30000円も掛かります。その差は品質の違いですが、メガネとしては同じです。

30000円の売上で安売り店は6個作れるので、当店より多くの社会貢献をしている事になります。

そこで当店はメガネの調整や店頭での修理を当店でお買い上げ頂いてなくても行う事をしております。

つまりこの0円のサービスで安売り店に負けない社会貢献が行える営業姿勢を行っています。その0円サービスはメガネの調整や店頭での修理です。

つまり
単なるサービスという仕事ですが、社会貢献として世の中の多人数を救っていると言う考え方を持つと、自店の存在意義があると思い、従業員は責任とプロ意識をもって、仕事に励むことになります。

この事により、サービスを受けた方はサービスを奉仕した店や企業を利用し、いずれは消費行動をとり経済社会が育っていくのです。

まとめ サービスの価値と業績安定の秘訣

「タダより高い物は無い」という言葉があります。普通は何かを無料で受け取ると、後でそれ以上の対価を払う事になるという意味です。

少し理解を変えると、無料のサービスはとても価値のあるものであり、接客として無料で提供するならば、価値のあるものにしておく必要があるという事です。

接客サービスを奉仕する者は、どんな小さなサービスでもプロ意識を持って行い、
少しでもその技術を向上させると、その本業は存在意義のある人で支えられた素晴らしい職場になり、経済社会の一員となりえるのです。

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