メガネの値段が店によって違う訳!メガネ作りは店選びから始まる本当の理由

レンズごしの風景の写真

メガネ店長ゆうてんです。
みなさんメガネを買う時どういった店で買うでしょうか。一昔前は大抵の方は前買った店に行こうとか近くの店でとかでしたが、今はCMなどで安く買えるお店などが増えて迷っていると思います。

この記事ではメガネ店を選ぶときの迷わない方法をご紹介します。そしてみなさんが自分の目的に合った気に入ったメガネがつくれることの参考になれば幸いです。

店によってメガネの値段が違うのではなく、扱っているメガネ自体の値段が違うからです

メガネが陳列された画像

結論を言うと、扱っているメガネ自体が違うという意味は、安売り店だから安いとか高級店だから高いという事ではなくメガネの値段は一定でメガネの種類によって値段が違うということなのです。『メガネの値段=素材と製法の値段』ということであり、どんな種類のメガネをその店が扱っているかという事なのです。

具体的に言うとメガネ店は世の中にあるメガネ全部は扱わないのです。
例えば世の中には1つ5,000円のメガネもありますし高い物は10万円以上のメガネもあります。
でも一つの店でその全部を扱う事はできません。その理由は陳列できる在庫数や取引の業者数を広げすぎたら店の特色がなくなり収支が付かなくなるからです。

いくら専門店といえどもその全部を扱うことはしないのです。
例えば自転車屋さんでもママチャリと子供用があって電動自転車くらいまでならいいですが競輪用を扱ったり高級BMWの自転車を扱ったりするとコンセプトが広がりすぎて商品管理が大変になってしまうような感じで、専門店でありながら専門でなくなってしまうからです。

しかしメガネ店は専門店でも少し特殊な面はあるのも事実。
同じ会社でも1万円以内の安いメガネをメインに扱うスタイルの店舗と2,3万円のメガネをメインに扱うスタイルの店舗をもっていてコンセプトの違う店舗展開をしているのですが、そこを理解せずどのメガネも同じととらえられている現状もあるのです。

また店の特色となる接客においても統一感が必要です。
3000円のメガネを扱う店の場合は大量に販売しないと店の存続ができませんので流れ作業やセルフサービス的な接客スタイルで行います。一方3万円のメガネを扱う店の場合は商品特色や顧客の要望などを合わせる接客スタイルです。もし30万のメガネばかりの店としたら1日1顧客の予約制で行うなどするでしょう。
つまり接客においてもある程度決めておかないと営業ができないので、取り扱う商品の価格帯を店は世の中のメガネから選んでいるのです。

店選びは実は品質選びをしていることである

品質管理のメッセージ画像

ではどうやって店を選べばよいのかですが、先に同じメガネをある店は高くある店は安く売っている事はないと申しました。その為自分が買いたいメガネはどういう品質のものを今回買うかを決めておくだけでよいのです。

例えば日頃ずっと掛けるメガネが欲しいなら耐久性の良い物で視野の広いレンズのメガネを求めればよいし、コンタクトレンズを常に使いメガネは寝起きと寝る前の一時だけ使うなら簡単なメガネを求めればよいし、運転用なら必要時だけにするなら見えるだけの簡単なものでいいし、ナビをみたり快適な運転を考えるなら視界にこだわったメガネを求めればよいのです。

要するに今回買いたいメガネにいくら費用を掛けていいかで店を選んだらよいのです。
ここでどの店がどの位の品質のメガネをメインに扱っているかをざっくり紹介しておきます。
もちろん同じ店の中でもある程度の価格の幅は持たせているので、大きく店選びを間違える事はないとおもいます。

5,000円  10,000円 20,000円30,000円50,000円 100,000円
JINS
ZOFF
パリミキ
パリミキ
メガネの三城
パリミキ
メガネの三城
パリミキ
メガネの三城
オンデーズオンデーズ
メガネの愛眼
メガネスーパー
メガネの愛眼
メガネスーパー
メガネの愛眼
百貨店百貨店
眼鏡市場眼鏡市場メガネの田中メガネの田中
和真
キクチ眼鏡
和真
キクチ眼鏡
和真
取り扱い価格による全国チェーン店企業イメージ

そうは言っても自分にどんなメガネが必要なのかが分からないという方もいると思います。
その時はメガネの品質に加えてメガネの相談ができる接客スタイルをもった店を選ぶと良いですので、ざっくりと言うと取り扱うメガネの値段が3万円前後ものを扱っている店以上をを選んでください。その位なら選択の幅がそろっているはずです。

店ごとの価格帯とメガネの耐久年数

丈夫そうな防具の画像

メガネの価格は品質そのものと言えますので、メガネの耐久年数にもつながります。一般的にメガネは3年で買い替えと言われますが、それは3万円のメガネのことです。ざっくりとした意見ですが1万円のメガネは1年、2万円のメガネは2年と言う風に1万円=1年と思っていたらよいでしょう。

何故全部のメガネを扱わないのかは店のスタイル、やりたい接客スタイルや、メガネにたいする考えなどから求める客をきめているからです。もちろんどんなお客様にも来て欲しいとはどの店もおもっていますが、提供したいメガネはあらかじめ決めているということです。

つまりあなたが感じる『この店は安いなぁ』『この店は高いなぁ』はそういう商品を置いているということだけなのです。店が高く売ってるのではなく品質が高い物を売っているという事、安く売っているのではなく品質が安い物を売っているという事を間違えてはいけません。

メガネの値段の差は素材と製法である

デザイン性のあるメガネの画像

メガネの値段の差は何故あるのか。それは素材と製法です。あと加えるなら産地やブランドです。販売価格3000円の価値のメガネを1万円で売るというぼったくりな店はありません。とはいってもメガネに詳しくないと一見わからないですよね。

ここではメガネの価格によるちがいを分かりやすく解説してメガネ選びのポイントにして頂けたらと思います。

素材の違い

メガネフレームの素材は主にプラスチックか金属です。プラスチックには樹脂やアセテート(いわゆるセルフレーム)で出来たものがあります。金属は合金やチタンやゴムメタルがあります。レアなものではカーボンや18金で出来たものもあります。

素材の順では、樹脂 < アセテート・合金 < チタン < ゴムメタル と言う感じで高価になります。掛ける時肌に触れたりするため汗によって痛んだりしますのでこの順番は耐久性に繋がります。

メガネレンズはプラスチックが主流で一部ガラスがあります。
レンズは素材の面では価格にそこまで差はありません。ただ流通量が少ないガラスは割高になっています。

製法の違い

メガネフレームは折りたたんだり、掛ける為に鼻当てをつけたり、耳に合わせる為うしろのつるを曲げたりします。そのため色々なパーツをつなぐので部品の取り付け方がポイントになります。

機械で大量生産されたものは取り付けが雑なものがあり、職人さんが一つ一つ手作業で作ったものはしっかりと作られています。日本のメガネはたいていは職人さんが手作業で作っています。

レンズは強度を増す為と目を保護する為のコーティングや見え方が自然になる様な設計に仕上げる研磨作業で値段がかわります。例えば目を保護するのはブルーライトカット、強度を増すのはキズ防止コートです。見え方を自然にするのはレンズを通して見る時に歪まないとか視界が広いというものです。

フレームもレンズもその製作工程が多いほど品質があがりますので、見た目にはわかりにくいですが、良い物ほど壊れにくく快適に使えます。

その他の違い

メガネフレームの産地は主に日本 イタリア 中国です。
日本は福井県の鯖江市で9割以上のメガネが作られており職人さんが全部手作りで作っています。
イタリアも職人さんが作っていますが、中国は品質の安いメガネを大量生産しています。

有名ブランドのメガネは価格が上げられている事がありますが、ブランドの名にかけてある程度は良い品質の素材をつかっていますが、産地は日本かイタリアが良いでしょう。

接客の違い

やはり眼やメガネのことですから、初めての場合や何か困った事を相談したいと思うなら、専門的なアドバイスを求める事ができる店選びも必要なら少し予算を上げても良いと思います。

メガネの素材や品質についての説明をうけたり、見え方のお困りを解決する手段をアドバイスしてくれる店を選ぶのも必要であれば行ってください。

まとめ

しかたのない事なのですが、いざメガネを買う時はつい値段が先行して正確な判断が出来ない様です。その訳はメガネが安く売られることが話題になりどのメガネも同じように思われているからです。逆に売る側も高いメガネを安く売っているようにうたったり、メガネの値段の差を説明しない店が多い事もあるようです。

そこでメガネを買う時は自分がメガネを使う用途を決めて、それに対する費用を決めてその費用に見合う店を上記の一覧から選べば良いと思います。

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